日付関数
Einstein Analytics での日付
日付項目を Einstein Analytics にアップロードすると、日時情報を含めるディメンションおよび基準項目が作成されます。SAQL 日付関数を使用して、ディメンションと基準を日付に変換できます。その後、その日付を使用して、SAQL クエリでデータの並び替え、絞り込み、グループ化を行うことができます。
たとえば、CloseDate 日付項目を含むデータセットをアップロードするとします。

データフローの実行中に Einstein Analytics は次の項目を作成します。基準であるエポック項目を除き、すべての項目がディメンションです。
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| CloseDate | 日付と時刻を含むディメンション。たとえば、2018-02-25T00:00:03.000Z です。この文字列は日付検索条件では使用できません。代わりに toDate() を使用して date 型に「キャスト」します。 |
| CloseDate (Day) | 月の日が含まれるディメンション (例: 30)。 |
| CloseDate (Hour) | 時が含まれるディメンション (例: 11)。元の日付に時が含まれていなかった場合、この項目には 00 が含まれます。 |
| CloseDate (Minute) | 分が含まれるディメンション (例: 59)。元の日付に分が含まれていなかった場合、この項目には 00 が含まれます。 |
| CloseDate (Month) | 月が含まれるディメンション (例: 12)。 |
| CloseDate(Quarter) | 四半期が含まれるディメンション (例: 4)。 |
| CloseDate (Second) | 秒が含まれるディメンション (例: 59)。元の日付に分が含まれていなかった場合、この項目には 00 が含まれます。 |
| CloseDate (Week) | 週が含まれるディメンション (例: 52)。 |
| CloseDate_day_epoch | 1970 年 1 月 1 日木曜日 00:00:00 からの経過日数である UNIX エポック時間を含む基準 |
| CloseDate_sec_epoch | 秒単位の Unix エポック時間を含む基準。秒のエポック時間は、1970 年 1 月 1 日木曜日 00:00:00 からの経過秒数です。 |
例: 商談が開かれてからの日数を表示する
たとえば、取引先名とエポック秒の項目を含む商談データセットがあるとします。

商談が何日前に開かれたかを確認したいとします。daysBetween() と now() を使用します。
結果のデータストリームには、商談が開かれてからの日数が表示されます。

例: 今月完了した商談を表示する
今月完了した商談を確認したいとします。データには取引先名、完了日付項目、エポック秒項目が含まれています。

date() を使用して、日付形式の完了日付を生成します。次に、相対日付範囲を使用して、現在の月に完了した商談を絞り込みます。
2018 年 5 月にクエリを実行した場合、結果のデータストリームには 1 つのエントリが含まれます。

読みやすい形式で完了日を追加するには、toDate() を使用します。
結果のデータストリームには、完了日の完全な日時が含まれます。

完了日の月と日のみを表示することもできます。
結果のデータストリームには、完了日の月と日が含まれます。

関数
date(year, month, day)
例:
この日付検索条件を使用して、過去 30 日間のすべての注文を表示します。
date_diff(datepart,startdate,enddate)
- year
- month
- quarter
- day
- week
- hour
- minute
- second
enddate は終了日を示します。
2 つの日付の差は、指定された日付要素の違いに基づいて計算されます。たとえば、2 つの日付の年の差は、enddate の年要素から startdate の年要素が差し引かれて計算されます。date_diff("year", toDate("31-12-2015", "dd-MM-yyyy"), toDate("1-1-2016", "dd-MM-yyyy")) は 1 の結果を返します。
同じように、日付要素の月を使用した例を次に示します。date_diff("month", toDate("31-12-2015", "dd-MM-yyyy"), toDate("1-1-2016", "dd-MM-yyyy")) は 1 の結果を返します。
startdate が enddate より後である場合、結果は差を表す、負の整数になります。| クエリ | 結果 |
| date_diff("year", '2004-02-29', '2005-02-28’) | 1 |
| date_diff("year", '2012/01/01', '2012/12/31’) | 0 |
| date_diff("month", '2003-02-01', '2003-05-01’) | 3 |
| date_diff("month", '2004/02/28', '2004/03/31’) | 1 |
| date_diff("quarter", '2012-12-12', '2013-01-05') | 1 |
| date_diff("week", '2012-12-12', '2013-01-05') | 3 |
| date_diff("day", '2012-12-12', '2013-01-05') | 24 |
| date_diff("hour", '2012-12-12', '2013-01-05') | 576 |
| date_diff("minute", '2012-12-12', '2013-01-05') | 34560 |
| date_diff("second", '2016-09-15 19:42:36', '2016-09-16 19:42:36') | 86400 |
クエリの例:
無効な例:
date_to_epoch(date)
1970 年 1 月 1 日 00:00:00.000 GMT からの秒数を返します。これより前の日付が渡された場合、結果は負の数値になります。パラメータが日付でない場合、結果はエラーになります。パラメータとして null が渡された場合、null が返されます。
例:
dateRange(startArray_y_m_d, endArray_y_m_d)
day_in_month(date)
day_in_quarter(date)
day_in_week(date)
date は参照日を示します。
day_in_year(date)
daysBetween(date1, date2)
month_days(date)
date は参照日を示します。
| クエリ | 結果 |
| month_days(toDate('2004-02-12', "yyyy-MM-dd") | 29 |
| month_days(toDate('2012-04-07', "yyyy-MM-dd") | 30 |
| month_days(toDate('1990-13-11', "yyyy-MM-dd") | Null |
クエリの例:
無効な例:
month_last_day(date)
now()
一般的に、この関数は daysBetween() および toString() 関数で使用されます。
quarter_days(date)
quarter_last_day(date)
toDate(string [,formatString])
多くの場合、この関数は daysBetween() または toString() に引数として渡されます。
toDate(epoch_seconds)
この関数は、日付への期間の加算または日付からの期間の減算を行う場合に便利です。日付のタイムゾーンの違いを調整するときに時差を秒数で加算または減算すると、正しいローカル日付が算出されます。その時間がローカル子午線を越えている場合は、別の日付が算出されます。
たとえば、Current_Date が '1970-01-01 00:00:00' からの秒数で表される現在日付の場合、関数 toDate(Current_Date - 8*3600) は 8 時間を減算します。実例については、「タイムゾーンの使用」を参照してください。
toString(date, formatString)
week_last_day(date)
date は参照日を示します。
| クエリ | 結果 |
| week_last_day(toDate('2016-12-08', "yyyy-MM-dd")) | 2016-12-10 |
| week_last_day(toDate('2015-07-05', "yyyy-MM-dd")) | 2015-07-11 |
| week_last_day(toDate('2012-11-33', "yyyy-MM-dd")) | エラー |
クエリの例:
無効な例:
year_days(date)
year_last_day(date)
固定日付範囲の指定
固定日付の範囲を指定するには、dateRange() 関数を使用します。日付を年、月、日の順序で指定します。
例
相対日付範囲の指定
相対日付範囲を指定するには、相対日付キーワードを含む配列で in 演算子を使用します。次に、4 つの例を示します。
- current day
- n day(s) ago
- n day(s) ahead
- current week
- n week(s) ago
- n week(s) ahead
- current month
- n month(s) ago
- n month(s) ahead
- current quarter
- n quarter(s) ago
- n quarter(s) ahead
- current fiscal_quarter
- n fiscal_quarter(s) ago
- n fiscal_quarter(s) ahead
- current year
- n year(s) ago
- n year(s) ahead
- current fiscal_year
- n fiscal_year(s) ago
- n fiscal_year(s) ahead
| 相対日付値キーワード | 開始日 | 終了日 |
|---|---|---|
| current day | 2014/12/16 00:00:00 | 2014/12/16 23:59:59 |
| current quarter | 2014/10/1 00:00:00 | 2014/12/31 23:59:59 |
| 1 year ago | 2013/1/1 00:00:00 | 2013/12/31 23:59:59 |
| 1 month ahead | 2015/1/1 00:00:00 | 2015/1/31 23:59:59 |
| current fiscal_year | 2014/2/1 00:00:00 | 2015/1/31 23:59:59 |
| current fiscal_quarter | 2014/11/1 00:00:00 | 2015/1/31 23:59:59 |
| 2 fiscal_quarters ahead | 2015/5/1 00:00:00 | 2015/7/31 23:59:59 |
| current day - 1 year | 2013/12/16 00:00:00 | 2013/12/16 23:59:59 |
| current fiscal_year + 5 days | 2014/2/6 00:00:00 | 2014/2/6 23:59:59 |
日付の加算と減算
相対日付キーワードを使用して、日付の加算と減算を実行できます。
例
次に、加算と減算を使用した相対日付キーワードの時間枠の例を示します。これらの時間枠の例では、現在の日付は 2014/12/16、FiscalMonthOffset 1 (会計年度は 2 月 1 日に開始) です。
無制限の相対日付範囲の使用
例
例
タイムゾーンの使用
toDate() 関数の実用的な用途は、Analytics ダッシュボードでのタイムゾーンの変更を計算することです。次の JSON コードフラグメントでは、変換に computeExpression アクションを使用し、saqlExpression を使用して toDate() 関数をコールします。この方法により、ローカルまたは UTC の最も適切な日時をダッシュボードに表示できます。
この例は、既存の日付 CreatedDate_sec_epoch を取得し、8 時間を減算して新しい日付 CreateDateNew を作成しています。次の表に、この計算によって (形式が適用された) CreatedDateNew 日付がどのように変更されるかを示します。いずれの場合も、時間の変更に伴い日付も変更されています。
| CreatedDate_sec_epoch | CreatedDateNew |
|---|---|
| 2015-11-03T06:49:25.00OZ | 11/2/2015 |
| 2014-08-19T06:42:33.00OZ | 8/18/2014 |
| 2014-09-28T03:12:25.00OZ | 9/27/2014 |
詳細は、「computeExpression 変換」 トピックを参照してください。